結婚式のスピーチ

家族・友人・知人、あなたの周りで誰かが結婚したとき、おめでたいけど困ってしまうのがスピーチです。気の合う友人だけなら思いつくままにしゃべってもいいんですが、相手は年配の方もいますし、マナーに細かい人もいますよね。ここではそんなあなたの「困った!」に対応するためにスピーチに関連したアドバイスをしていこうと思います。

スピーチを考えよう

スピーチを考えるときに大切なことを整理してみましょう。以下の項目を自分なりにチェックしてください。

結婚する相手と自分の関係

友人か、親族か、会社の関係か。これだけでも方向性が決まりますよね。友人なら多少ユーモアなスピーチでも大丈夫ですが、相手が会社の部下であれば下手なことをいえませんよね。上司が言う言葉は冗談ととられにくいものです。逆に同僚や部下なら面白エピソードなどを追加してもいいと思いますよ。

相手の年齢・性別

若い年齢の結婚なのか、バツイチなのか。男性と違い女性でバツイチである場合などは触れるべきではありません。結婚する年齢が遅い場合なども気をつけましょう。全般に、こうした話題にはできるだけ触れないようにしましょう。

結婚式の規模

規模が小さければ、その結婚式は身内や親しい人だけということですよね。こういう場合は自分の文才をいかすことも出来ます。逆に人数が多く、会社の人や上司などが大勢来ているような場合、当たり障りの無いスピーチのほうが適しています。

スピーチの時間

結婚式で誰もが思う、なが〜いスピーチ。聞くほうはうんざりですが、自分でスピーチすると、どのくらいの時間が適当でしょうか。3分から5分前後を目安にして考えましょう。長すぎず、短すぎずがいいです。

スピーチ集を見る

スピーチの文章を作るときに、例文集やサイトをみて回るのは参考になりますよね。相手とあまり親しくないようであれば、文例を適当に変えるのが無難でしょう。ありきたりで印象には残らないので、友人など親しい人の場合はこれらを参考に、オリジナルのスピーチを考えててはいかがですか。

スピーチを練り上げる

以上の考えをふまえた結果をもとに、スピーチを考えましょう。スピーチで一番大切なのは、結婚する相手へのお祝いの気持ちです。よく考えて大切な人を祝福してあげましょう。ここでは実際にスピーチを一緒に考えていきましょう。あなたが女性で、新婦の友人代表でスピーチする、という設定で進めていきます。

1・ご挨拶

「スピーチをお願いします」と司会者に呼び出されますので「ただいまご紹介にあずかりました…」というふうに受け、かるい挨拶をして、そのまま自己紹介につなげるといいでしょう。

2・自己紹介

相手と自分がどのような関係であるかをきちんと説明します。ただ、この部分に時間をかけすぎると「目立ちたがり」にとられる事があります。ここは簡潔・明瞭をモットーにしましょう。

3・新郎・新婦の人柄

自分が新婦の友人の場合でも、新婦のことばかりでは新郎側に不快感を与えます。「新郎はとっても優しい人だと、新婦がいっていました」と言うようにまとめると、二人の熱々ぶりを伝えやすく、自分が新郎をよく知らなくても無理なくスピーチすることができます。

4・新婦のエピソード

ここはスピーチの目玉になります。ここに自分のセンスがでますからスピーチには気をつけましょう。間違えても新婦の過去の彼氏のことに、触れてはいけません。新婦の人柄が伝わるような、万人受けするスピーチをかんがえたいですね。

5・新婦と新郎のなれそめ

ここは新婦さんに事前にアンケートをとっておくとつくりやすくなります。新婦のエピソードと、このなれそめに関する文章は長さをいじりやすいです。短いようなら足して、長ければ削るという作業をして時間調整します。ここは時間調整になりますので、エピソード不足してなければ、この項目は削ってもかまいません。

6・お祝いの言葉

はれて結婚式を迎えた二人に祝福の言葉をかけ、スピーチをしめます。ここは、ただ「おめでとう」と言うよりも、何か一工夫すると印象に残るスピーチになります。悪い例が「以上で終わります」というスピーチ。終わりは忌み言葉ですので気をつかいましょう。

スピーチのチェック

スピーチが完成したら、まず下記の項目に合わせてチェックしてみましょう。相手は一世一代の大舞台の結婚式なのです。ここでスピーチをミスしたら、後々ずーっと言われ続けかねません。必ずチェックしておきましょう。

1・忌み言葉は無いか?

スピーチで一番困るのがこの忌み言葉です。「別れる」「切れる」のような誰でもわかる言葉や、重ね言葉として「たびたび」や「かさねがさね」など。他にも、もう一度あることを予感させる「ではまた」「帰る・帰ってくる」など様々あります。こんな言葉まで、というようなものまであるので、よくチェックしておく必要があります。

2・文章の長さは?

一度声を出して読んでみて、長さをチェックしましょう。結婚式の本番では早口になりやすいですから、いつもの自分のしゃべり方よりは心持ちゆっくり読むと、ちょうど良いスピーチの長さになります。

3・相手を不愉快にさせるようなことはないか?

大切な事です。自分がなにげない気持ちでスピーチしたのに、相手とって嫌なことがあるかもしれません。相手の年齢や肩書き、社会的地位や相手の両親の職業等いろいろあります。特に結婚式を行う二人には無関係の両親・親族に関する話題はやめましょう。

スピーチ・当日

ここまで苦労したスピーチのメモを忘れた時には悲しすぎるので、まず確認しましょう。結婚式を行う二人を祝福するべく、にこやかな笑顔でスピーチするのが大切です。大きく胸を張って堂々と、そしてゆっくりといきましょう。小声や早口でしゃべっても盛り上がった会場には通じませんので心がけましょう。後はおめでたい結婚式でのスピーチなんです。多少かんだりとかというミスなら笑って済みますよね。堂々と、そしてにこやかに。それが出来れば、スピーチは大成功となるでしょう。


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