婚約の形式

婚約するといえば、結納式をして結納品を交わし、結納金を贈るのが一般的ですが、最近は結納を行わず、両家で会食するだけ、婚約記念品を贈るだけというケースが増えています。ここでは婚約の形式と婚約記念品として贈る各月の誕生石、婚約通知状を説明しています。

両家が会食する婚約の形式

両家の家族、兄弟姉妹がホテル、レストラン、料亭などに集まり、会食をしながら婚約を祝います。

  1. 立会人が、参加者に対してあいさつをします。
  2. 婚約する二人が、婚約誓書を読み上げます。
  3. 二人が誓書に署名、押印をします。
  4. 婚約指輪などの記念品を交換します。
  5. 立会人が、祝福の言葉を言います。
  6. 全員で乾杯して会食をします。

ここでかかった費用は両家で半分ずつ負担するのが普通です。

婚約披露パーティーの形式

家族、親戚、親しい友人を招いて行う婚約披露パーティーは、どちらかの自宅か、レストランなどで行います。当日の服装は、婚約した二人はスーツやワンピースなど略式装にします。招待客には平服で出席をお願いしましょう。
また、かかった費用は主宰者側が支払います。会費制にするのはマナー違反です。出席者はお祝いに、手みやげ程度の花やお菓子、祝いのお酒を持っていきます。

最後に二人から集まってもらったお礼と、今後の支援のお願いの言葉を述べて終わりにします。

男性から婚約記念品を贈る形

男性側は圧倒的に指輪(エンゲージリング)を贈ることが多く、女性の誕生石かダイアモンドが一般的です。婚約した年月日、二人のイニシャルを指輪の裏に入れて、結婚式までは左の薬指にはめます。

その他、その家代々に伝わる指輪を贈ることもあります。

各月の誕生石

1月  ガーネット   貞操・真実

2月  アメジスト   真心・誠実

3月  アクアマリン  知恵・沈着

4月  ダイアモンド  清純無垢

5月  エメラルド   愛・幸運

6月  パール     健康・富

7月  ルビー     情熱・仁愛

8月  ぺリドット   夫婦の幸福・和合

9月  サファイア   誠実・慈愛

10月 オパール    希望・歓喜

11月 トパーズ    忠実・友情

12月 トルコ石    成功

女性から贈る婚約記念品

最近は女性からも、記念品を贈るケースが増えています。
ネクタイ、タイピン、腕時計、ライター、カフスボタンが一般的です。また、婚約指輪と同じ宝石を使ったタイピンが人気なようです。

記念品には紅白や金銀の水引をかけて、表書きを「婚約記念品」または「寿」として贈りましょう。

婚約通知状

正式に婚約したことを、書面で報告するのが「婚約通知状」です。親戚、上司、友人に送ります。

内容は、婚約までのいきさつ、今後の支援をお願いする言葉、すでに決まっていれば結婚式の予定を書きます。デパートや印刷屋さんにあるサンプルを使うのもいいでしょう。差出人は、二人の連名か両親の名前で出します。

特に婚約の儀式を行わなかった人も、婚約通知状は出すようにしましょう。時期が合えば、年賀状や暑中見舞いに書きそえるのもいいでしょう。


スポンサードリンク

ブックマーク